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テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ

2012年8月21日

テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュはテタンジェ社の粋を集めた高級シャンパン。映画「ニキータ」に出演したシャンパン。独特のボトルが印象的だ。

シャンパーニュにおけるブラン・ド・ブランの人気が相変わらず上昇傾向にあるらしい。各シャンパン・メゾンや生産者も、その需要に応えるべきシャルドネの栽培面積を増やしているとか。

しかし、ここで一つ疑問が生じるのだ。

シャンパーニュというアペラシオンには限りがあるため、シャルドネを増やすということは、代わりに何かが減るということだ。例えば、そこが本来ピノ・ノワールに適した畑だとして、そこをシャルドネに植え替えるということは、本来のシャルドネの能力は発揮できない。

実際、最近増えているブラン・ド・ブランのシャンパーニュはそういうのが多い。なんとなく固い。

従って、美味しいブラン・ド・ブランを飲むなら、本来シャルドネが適した畑から収穫されるブドウで作られたブラン・ド・ブランを飲むべきだろう。

テタンジェのコント・ド・シャンパーニュは世界初のブラン・ド・ブラン

テタンジェ コント・ド・シャンパーニュ

すると、伝統的にブラン・ド・ブランが得意なシャンパン・メゾンを選ぶのが無難な選択肢となる。有名なのはテタンジェだろ。

テタンジェのコント・ド・シャンパーニュは、市場に向けられた世界初のブラン・ド・ブランだ。

なんでも、「ピノ・ノワール主体の重いシャンパンから、軽やかなシャンパンが好まれる時代が来るだろう」と、テタンジェの先代社長が考え、作られたのがコント・ド・シャンパーニュらしい。

とはいえワイン作りの北限とも言えるシャンパーニュ地方でシャルドネだけのワインを作ることは、大変な苦労だったに違いない。ブドウをブレンドしてもいいというシャンパーニュのみに許された特権を放棄するわけだから。

しかし、黒ブドウとブレンドすることを放棄しても、異なる「最高の畑」のシャルドネをブレンドすることは放棄しなかった。シャルドネ最高の畑であるシュイィ、クラマン、アヴィーズ、オジェ、メニル・シュール・オジェというコート・デ・ブランのグラン・クリュから選りすぐりのシャルドネだけを集めてブラン・ド・ブランを作ったのだ。

いわばコント・ド・シャンパーニュは、シャルドネのエリート中のエリートだけからなる最高選抜チームと言ったところか。

コント・ド・シャンパーニュは軽薄になりがちなブラン・ド・ブランのシャンパーニュを、ブレンドの妙でカバーしている最高のシャンパーニュと言える。

テタンジェ・コント・シャンパーニュ

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