シャンパンの歴史2 - ヴーヴ・クリコ

知識・発展編

前回のドンペリニョンに続いて、今回はヴーブ・クリコです。ヴーヴ・クリコの創始者であるクリコ・ポンサルダン夫人はシャンパンの発展に大きな影響を与えた人物でした。

元々クリコ夫人の夫フランソワはシャンパン・メーカーの社長でした。しかし彼は、働き盛りであるのにも関わらず、ある日病に倒れて、そのまま息を引き取ってしまいます。

クリコ夫人はブーブ(veuve:仏語で「未亡人」)となってしまいます。失意の彼女ですが、亡き夫への愛情から夫のシャンパン・メーカーを引き継ぎ自ら指揮をとるようになります。西暦1805年のことです。

たちまちに女性経営者としての才能を発揮し、そのシャンパン・メーカーは瞬く間に成長しました。後に初代の女性経営者であるクリコ未亡人を讃えて、同社の最高級の銘柄は「ラ・グランド・ダム」と名づけられました。「ダム」は淑女、つまり「シャンパーニュの偉大なるクリコ夫人」という意味です。

彼女のどんな点がシャンパンに影響を与えたか

ドンペリニョンが瓶内二次発酵を見つけたのなら、クリコ・ポンサルダンは澱抜き(ルミュアージュ)を考案し、実行しました。完璧さを追求する彼女らしい仕事でした。澱抜きについて、詳しくはシャンパンの製法をご覧ください。

もう一つ、模倣品との戦いも激しいものでした。彼女の頑とした態度は現在のシャンパーニュ協会にしっかり受け継がれているようです。

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