シャンパンの歴史1 - ドン・ペリニョン
ドンペリニョン, 知識・発展編
今日のシャンパンを語る上で絶対に欠かすことのできない二人の人物がいます。ドン・ペリニョンとマダム・クリコです。今回はドン・ペリニョンについてです。シャンパーニュ地方とはパリの東にあるマルヌ県とオーブ県一帯を指しますが、1668年、マルヌ県のオヴィレールという村に住むドン・ペリニョンという盲目の僧侶がいました。修道院の酒庫係りだったドン・ペリニョンはある日、偶然から面白い発見をします。
まだ発酵の完了していない地元のワインに、たまたま当時使われはじめたコルク栓をして放置しておいたところ、なんと瓶の中で再発酵し、発泡性のワインが造られたのです。いわゆる「瓶内二次発酵」です。当時、シャンパーニュは既に香り高いワインとして通っていましたが、それは通常の非発泡性のワイン(スティルワイン)としてであり、まだ発泡性のワインとしてではなかったのです。
このドンペリニョンの発見により、シャンパーニュは偉大な発泡性のワインとしての地位を築くに至ったのです・・・・とされていますが、実際にドンペリニョンが発泡性を発見し、そして盲目であったという明確な証拠は実は存在しません。
ドンペリ
シャンパン・メーカーで最大手の「モエ・テ・シャンドン」が出す最高級品が世に名高い「ドンペリ」です。モエ・テ・シャンドンはオヴィレールの修道院跡を買い取り、そこに自社工場を作りました。モエ・エ・シャンドンと僧ドンペリニョンは特に何の関係もないのですが、僧ドンペリニョンの敬意として、モエ・テ・シャンドンは同社の造りだす最高級品を「キュヴェ・ドンペリニョン」と名づけたのです。
写真はモエ・テ・シャンドン本社前にある僧ドンペリニョンの像です。手にはシャンパンボトルを持っているのが分かりますか。美味しそうです。ちなみにこの像、よく見ると目は開いています。本当に盲目であったかどうかは分かりません。
本文中で「モエ・エ・シャンドン・とか「モエ・テ・シャンドン」という表記をしていますが、現地に行くと「モエ・テ・シャンドン」と発音することもあります。
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