シャンパン党(シャンパーニュ好きのサイト) > シャンパンをもっと詳しく

シャンパンのNV(ノン・ヴィンテージ)

2009年12月24日

シャンパンのNV
収穫年の表記がなければそれがNV

シャンパンのNV(ノン・ヴィンテージ)とは何なのでしょうか。本来ワインというのは農作物と同じで、年によって出来が違います。親戚からもらった桃が去年より美味しいとか、今年は冷夏で野菜が美味しくないとかいうのと同じレベルのことです。

発売したてのボルドーの銘酒「シャトー・マルゴー」が2万円で買える年もあれば、5万円出しても買えない年もあるのです。それくらい収穫年によって値段や味が左右されるのがワインというものです。

値段が高い理由は品質だけじゃなく、生産量も関係します。ぶどうが豊作で美味しい時もあれば、ぶどうの収穫量が少なくて美味しい時もあります。需要と供給のバランスが崩れるわけです。当然ですが後者の場合は値段が高い。いわゆるプレミアがついた状態になるのです。

しかしこれぞシャンパンの魔法とでもいうべきなのか、シャンパンに限ってはこの限りではありません。

シャンパンの基本はNV(ノンヴィンテージ)なのです。つまり、収穫年を記載しないという意味。何万円もする高級なシャンパンでもない限り、基本的にシャンパンのボトルに年号は書いてありません。これは複数の収穫年の葡萄からシャンパンができているからです。

注意深い方なら同じ銘柄(例えばランソン)のNVのシャンパンがいつどこで買って、いつどこで飲んでも、ほとんど同じ味(というか全く同じ)であるということに気がついていると思います。

これの意味するところが分かりますか?

本来なら毎年味の違うはずのワインであるのに、シャンパンはNVであればいつも同じ味のものが生産されているということです。これはものすごい離れ業なのです。ではどうやってそんな高度なことをやってのけているのでしょうか。

これは調合(アサンブラージュ)という作業の賜物なのです。

調合により品質が均一化されたシャンパン。それこそがNVシャンパンなのです。

  • シャンパンのNV(ノン・ヴィンテージ)
  • rssフィード
Ads by Google